Thursday, June 6, 2013

地域の方々との懇談会

2012年10月、茨城大学日立キャンパスで「地域の方々との懇談会」というイベントがありました。その際に、僕が留学生代表としてスピーチをさせていただきました。その内容を皆さんと共有したいと思います。


 私はネパールからの留学生、ライ・サチンと申します。幼い頃から日本が好きだった為、いつかこの国を観に来たいという気持ちは絶えずありました。大学卒業後、真剣に日本への留学を決め、2010年の4月に日本語学校の生徒として初来日しました。2年間程成田日本語学校で日本語はもちろん、多少日本の文化も学びました。そして、今年の4月にこちらの大学に学部研究生という形で入学しました。それ以来、情報工学科の羽渕研究室で情報通信の勉強をしています。

 日立に引っ越して来たばかりの頃はあまりに寂しく、中々落ち着きませんでした。当時、指導教諭の助言と私のチューターからの援助が大いにありがたかったものです。日立市は、実に自然環境に満ちた所なので、落ち込んだ時は、見晴らしの良い助川山までハイキングに行ったり、海に行ったりして元気を取り戻したこともあります。最近は、サッカー部やボランティア活動を通して知り合いが多くなり、楽しく過ごしています。

 今日は、交流を目的としているこのような会でスピーチのチャンスが与えられて真に嬉しく思っています。私は交流やボランティアの機会をなるべく逃さないようにしています。交流や社会活動によって、自分の世界が広がり、人間関係の増進にもつながると思うからです。私も日本語の会話力を付けるために日々努力しています。

 時として、留学生生活は厳しいものですが、愚痴をこぼさず、意義のある生活を送るために、これからも邁進していきたいと思います。

ありがとうございます。